北野天神社 社務所
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お知らせ


秋季例祭

日時 9月25日


令和4年9月25日(日)に予定しておりました秋季例祭は、神事のみが斎行されます。

秋季例祭は、秋の収穫への感謝と、夏を無事に越せたことへの御礼を神様に伝えるお祭りです。

毎年、神楽殿(かぐらでん)では北野神明組囃子連によるお囃子、本殿では朝日舞(あひまい)が宮司によって奉納される他、二年に一度、神賑行事(しんしんぎょうじ)として付け祭(つけまつり)が奉納されます。

本年は新型コロナウイルス感染症に伴い、付け祭(つけまつり)がやむなく中止となりました。斎行に向けて、様々な可能性を探り、神職総代役員一同、協議を重ねて参りました。どうかご理解下さいますようお願い申し上げます。

尚、神事につきましては、13時半より神職総代役員のみの参列にて執行致します。

結びに、一日も早く、穏やかな日常に戻りますよう心よりご祈念申し上げます。



<神賑行事、付け祭りの意義について>

【神賑行事(しんしんぎょうじ・かみにぎわい)】

折口信夫『神賑ひ一般』

「秋からさきは神事が多く、従つて神の心を賑はし申す行事が、社々で行はれる。

(中略)祭りがあると、芸能めいた所謂神賑ひの行はれるのが普通である。今日の人は、之を余興のやうに思つてゐるが、其は違ふ。祭り自体にとつて、極めて重要な部分だつたのである。

(中略)神楽カグラといふ名で、いろ/\違つた芸能をひつくるめてゐる。歌をうたひ、楽器を鳴らし、舞踊を行ふことが其である。さうすることによつて、よい魂が人の身に鎮るものと信じてゐたのである。」



【付け祭り (附け祭、付祭)】

付け祭りは、神事の祝祭として行われる氏子崇敬者主体の行事で、文化芸能を多様にとり入れた山車や花火等がある。その付け祭りは単なる遊興ではなく地域の社会教育の重要な柱である。

神事としての祭とは別に、氏子町会で行事を行い、神霊を悦ばし、人々を楽しませる祝祭のことである。



【鎌倉幕府『御成敗式目』第一条】

「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添う」

いかなる神様も人々の崇敬をうけてこそ、そのご威光を輝かすのであり、御神威を高めるのは人の敬う力である。そして神様の広き厚きご神徳で人は導かれ運を開かれる。