お知らせ
埼玉県立文書館において前田利家書状など中世文書の展示
日時 9/17~11/20
埼玉県立文書館において、北野天神社文書である「永禄10(1567)年北条氏照朱印状」「天正18(1590)年前田利家朱印状」「天正18(1590)年木村常陸介書状」が企画展である『坂東武者の生きざま~埼玉の中世文書~』にて展示されます。
●一派神職司武官大宮司の書状
天正18年木村重茲(常陸介)及び前田利家の書状が示すことは、宮司家の「武州神職司」の地位を安堵され、江戸に入っても社格の高さが継承されたことが分かります。
神職家である栗原家は土豪武士ですので、合戦の際には戦っていました。
触れ頭として、現在の入間市、東京都の昭島市、青梅市、羽村市、武蔵村山市、東久留米市まで40社家を従える神職集団を形成していました。
●江戸時代の北野天神社
江戸幕府が寛文5年(1665年)7月に、全国の神社や神職を統制するために下した法令である「諸社禰宜神主法度」では、吉田神道が出す神道裁許状がなければ衣冠や狩衣を着用できないことになります。
ほぼすべての神社が吉田家の支配下になる中で、北野天神社は由緒や歴代武将による数々の書状、徳川家の格別な崇敬を受け、吉田家の支配を受けない神社として、年頭礼や独礼もしております。
このような意味でも非常に大切な書状の一つです。
中世の貴重な書状が多くありますので、是非、この機会にご鑑賞いただけたら幸いです。
☆期間
9月17日~11月20日(休館日もあるためご確認ください)
☆開館時間
月曜休館。9時~17時
☆住所
埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-18